家が傾いているには訳がある
京都でリフォーム・リノベーションを行っている
(株)TAKAMOKU工房の タカギ です。
さて、
今回は家が傾いてるってどーゆーことよ⁉
という話です
家が傾いている・・・。
一般的にはどういうイメージでしょうか
地盤沈下
や
施工不良問題
とか
考えられる理由はいくつかあるけど
正直なところ、家をあちこちバラしてみないと
はっきりとした原因は分からない
家が全体的に傾いているという曲者
ちょっとやそっとじゃ
直せないであろう物件。
お金も時間もかかるしね。
普通に建ってるなら
改装は十分選択肢のひとつでも
全体的に傾いている家って
現実的には安全を考えれば
建て替えを勧めるか
解体して更地にしてしまうかどっちかでしょ。
大前提として手を加えて
住むことを前提に
工事はお勧めしない。
でも
どうしても住めるようにしたいと
強いご希望があったので
いくつか条件をつけさせてもらった上で
お手伝いさせていただくことに。
関わる側は正直言って怖い 苦笑
内部の解体をして初めて分かったことは
今までに何度か改修が行われていたということ
そして、その過去の改修で
構造的に大事な部分を取っ払っていたり
重量のある瓦の屋根の葺き替えを行っていたり
基礎や地盤も今の建物の基準で考えると
ん~っというものであったり・・・。
屋根材は瓦が悪いという訳ではないけど
家の構造がしっかりしていないのに
土と瓦でかなりの重量の負荷を家にかけるとなると
やっぱりよくない。
50年程度なら
少し無茶をしても大丈夫だろうとか
お客さんの希望優先だったかわからないけど
主十年先であっても
家が傾いたということは
それ相応の原因は必ずあるので
むちゃな要望は依頼者からは言わない事です。
今はコンプライアンス的に厳しいから
そういう工事をする業者は減っているでしょうけど
家が傾いているのに
その状態のまま何年か放置していると
少しずつ傾きがすすみ
ある一定の傾きを過ぎると
家の自重(そのものの重さ)で
さらに傾きが進むわけで・・・。
工事を行う側も危険を伴う訳です。
空き家を持っている人は
最低限の管理はしておいたほうがいいですよ。
半年に一回 一年に一回くらいは
風通しがてら
家の状態を観察してみてください。
そして、いろいろ大変でも
先延ばしにせず(先延ばしにしてもいいことはない)
早めに売却するとか、解体してしまうとか
何か対応を検討してみてくださいね。
※ 不動産に関しては、当社の信頼できるパートナー会社さんと繋がっていますので
気軽にご相談ください。
<追伸>
ときどき
ニュースでみませんか?
空き家や古くなった商店街なんかが放置されて
屋根が抜けたり
窓ガラスが割れて建物が倒壊の危険アリ!
とかで放送されているの
まだ住んでる方がいますー
なんて言いながら放送している番組・・・。
そんなネタにしてないで
退去を勧めてあげなさいって。苦笑
百も承知で言ってますよ
空き家問題の難しいところがあることは。
Comentarios