和瓦施工現場 続き
少し日が空いてしまいましたが
町家の和瓦の施工現場の続きのお話。
この写真は、土と杉皮をめくった状態です。
昔の和瓦の下には土
その土の下には杉皮を敷いてあり
その杉皮の下には小幅板といわれる(少し幅のある板)
その下には垂木と言われる桟のようなモノ
瓦は葺かれています。
その瓦を葺き替えるためには
和瓦を降ろし
土を下ろして
杉皮をめくる
その時の
土埃の空を舞う状況は
とてつもなく大変です。
※ 近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
当然ながら
家の中も土ホコリと
煤まみれにもなってしまいます。
僕もここまで
古い和瓦の葺き替えの工事は
はじめてさせて頂いたので
葺き替え工事の大変さを
学ばせて貰いました。
(この規模の屋根工事は、
住みながら行うのは難しいでしょうね)
でも
雨漏れは一度起こってしまうと
屋根や建物の
傷みが進むことはあっても
「勝手に直ったり」、「もとに戻る」
ようなことは無いので。
古い建物を
維持していくには
>>根本的に直す。
もしくは
>>解体をして更地にするか
>>建替えをするか
選択肢は限られます。
もし、あなたが
持ち家を手にするのであれば
絶対に
家を維持してくために必要な
メンテナンスの工程を
知っておくとイイですよ。